マンション内のルールとなる管理規約。その存在は知っていても、内容までは理解していない住民は、どのマンションにもかなりの割合でいるものです。適正なマンション管理を行うためにも、管理規約の周知に力を入れましょう。
管理規約を積極的に理解しようとする住民はわずかです。住民全員に管理規約を理解してもらうために周知活動を行いましょう。ここでは、その活動の一例を紹介します。
管理規約を説明するレポートや冊子を作り、住民に配ると新しく入居してきた方に対して管理規約を伝えるのも楽になります。規約がそのまま載っているだけだと堅苦しい感じを与えてしまい、読んでもらえない可能性があるため、わかりやすい文章やイラストを導入するなど、内容を工夫することも大切です。
マンション内に掲示板がある場合は、積極的に利用しましょう。例えば、管理規約に変更があった場合、変更前と変更後の規約、その簡単な説明を掲示します。また、騒音やペットに関することなど、日々気をつけることについては常に規約を掲示しておき、住民全員に注意を促しておきましょう。
専門家を呼び、管理規約の重要性やマンション管理について講演してもらいます。住民内で規約の理解が深まることはもちろん、マンション管理についての意識の向上も期待できるとともに、管理組合内では気付いていなかった問題や改善点が見つかることもあります。
管理規約を周知させるための活動はすぐに結果が出ません。しかし、行動することで住民の理解は確実に深まってきます。自分のマンションに合った周知方法を考え、地道に、そして繰り返し周知活動を行っていくことが大切です。