一戸建て住宅と違い、マンションには多くの人が住んでいる分、さまざまな事故が起きやすい傾向があります。また、自分だけではなく他人も巻き込んでしまう可能性が高いのもマンション事故の恐ろしいところです。ここでは、実際に発生し、大きな被害を出す可能性のある事故についてご紹介しています。
小規模の爆発でも大やけどを負う可能性が高く、最悪の場合は命を落とすこともある危険な事故です。大規模な爆発になると、隣接した部屋も破壊するほどの大事故になることも。ガス爆発は近年でも数度起きているように決してレアケースではありません。室内で異臭を感じたら、ガス漏れを疑い、解決できるまで火を使わないようにしましょう。
正常に動作するのが普通なだけに、何の警戒心もなく設備を利用し、異常に気づいたときには事故に巻き込まれている、というパターンが多いようです。事故を未然に防ぐためにも、設備の定期点検をしっかり行うとともに、異常を感じたら放置せず住民全員に告知するとともに、すぐに確認・修理する必要があります。
事故はマンション内だけで発生するとは限りません。マンションの外壁が落下し、通行人に当たるケースがあるからです。落下物は大きな破壊力を持つため、事故が発生した場合はかなり深刻な状況となります。定期的に外壁の確認を行い、修繕の必要があると判断したら、すぐに着手しましょう。
事故を未然に防ぐ努力をするのはもちろん、万が一発生したときのことについても考えることが大切です。事故で共用部分が破損した場合、修繕工事を行うことになりますが、マンションによっては、修繕費をすぐに調達できないというところもあります。保険に入っていれば、保険会社から支払われる保険金を修繕費に充てることができるため、事故後の対応を素早く行えます。