エレベーターや給排水設備、消防設備の管理方法を紹介

これで安心!マンション管理ガイド

マンションの設備管理業務

マンションには多様な設備があり、事故無く安心して使用するためにも、適切な管理が大切となります。廊下の照明のような特別な点検の無い設備もありますが、エレベーターや給水設備のように、点検時期や点検内容が法で定められている設備も。そのような設備に対して、資格保持者の手で保守・点検、定期的な検査や整備を行う業務を設備管理業務といいます。

設備管理業務の内容

設備管理業務の内容として挙げられる業務の一例を、以下に紹介します。

エレベーターの管理(必要な資格:昇降機検査資格)

建築基準法によって定められた、年に1度の法定点検や定期報告を行います。エレベーターが故障したときの緊急対応も行います。

給排水設備の管理(必要な資格:建築設備検査資格、水道技術管理者資格)

年に1回、水道法により定められた法定検査や清掃を行います。水質検査については、結果を保健所へ報告します。

消防設備の管理(必要な資格:消防設備点検資格)

消防法により定められた法定点検を6カ月に1回以上行います。3年に1度、消防署への点検結果報告が必要になります。

建築設備の管理(必要な資格:建築設備検査資格)

換気設備や非常用照明設備などについて、建築基準法により定められた法定検査を年に1回行います。

資格者の手によって確実な設備管理業務を

設備管理業務を適切に行うには、専門の知識・技術を持った有資格者の力が必要になります。マンション住民の中に資格を持っている方がいれば、その方に業務を依頼しても良いでしょうが、そのような方はなかなかいないものです。確実な法定点検・検査を行い、しっかりとした安全性を確保するためにも、管理会社に業務を委託し、専門スタッフによる設備管理を考えた方が良いでしょう。

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