マンションにはいろいろな設備があります。住民が不安なく暮らせるようにしっかりと点検することが大切。点検業務には、照明の点灯を確認するような比較的簡単な点検から、専門的な技術が必要となる大掛かりな設備の点検まで幅広くあります。ここでは、そのような点検業務について紹介しています。
点検箇所の多さはマンションによって違いますが、大部分のマンションで行われる点検業務の一例を以下に示します。
マンションの廊下や入り口などの照明の電球が切れていないか、しっかりと点灯・消灯するかなどを点検します。
エレベーターが正常に作動するか、閉じ込められた際の電話がきちんとつながるかなどを点検・確認します。
ブレーカー異常の点検や、配線に異常がないかなどを点検します。
避難器具がすぐに使用できるか、消火設備・警報設備が正常に動作するかなどを点検します。
点検業務を怠ると、エレベーターの急停止や、火災時に消火設備が動作しないなど、住民や建物に深刻な問題を与えることになりかねません。何か起こってからでは遅く、しっかりと点検し事前に危険性を最小限に抑えておくことが非常に重要。点検する設備によっては専門的な知識・技術が必要となり、住民の力だけでは難しいことも。そのようなときは管理会社に業務を委託し、専門家による点検を受けることも考えましょう。