マンション管理に欠かせない、管理費と修繕積立金

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管理費・修繕積立金とは何か

管理費・修繕積立金は、マンションの日常的な管理や、大規模な修繕を行う上で絶対に欠かせないものです。住民がマンションで長く快適に暮らすためにも、管理費・修繕積立金の両方について、よく理解しておきましょう。

管理費

建物の共用部分や敷地、施設の維持管理に必要となる費用を管理費といいます。管理費の使途には以下のようなものがあります。

  • 電気、水道、ガスなどの水道光熱費
  • 各種保険料
  • 給排水、防火防犯、電気、エレベーターなど各種設備の維持費や保守・点検、運転費
  • 清掃費
  • 日常における細かな修繕費
  • 管理人に支払う給料
  • ほか

管理費不足は、マンションの管理レベルの低下につながり、住民の生活に悪影響を及ぼす可能性があるので注意しなければなりません。

修繕積立金

多額の費用が発生する大規模修繕に備えて、必要となる修繕費を定期的に積み立てるお金です。いざ修繕を実施しようとした時に修繕積立金が不足していると、短期間で不足分の費用を集めなければいけなくなるため、住民に大きな金銭的負担を強いることになります。また、やらなければいけない修繕自体が行えなくなる可能性もあります。

負担割合の決定方法

管理費・修繕積立金ともに定期的に徴収することが大切です。そのためには、住民全員が納得できる費用の負担割合について考えなければなりません。
管理費については、年間の総費用を算出し、その月額を区分所有者の間で負担します。各区分所有者が均等に負担するか、設備をよく使う区分所有者が若干多めに負担するかなどは、マンションごとに違います。
修繕積立金については、まず5年~20年先に必要となる修繕項目についてリストアップし、必要となる修繕費を算出します。それをもとに、各区分所有者の負担額を決定します。

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