管理会社をチェックすると言っても、どうチェックしたらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか? ここでは、管理会社をチェックするのに役立つポイントを紹介しています。
管理会社が管理費や修繕積立金などの収納状況や滞納者のリスト作成を毎月行い、報告しているかを確認しましょう。
経費の支払いをする上で、理事長の許可を得た上で行っているかを確認しましょう。勝手に支払いが行われている状態は、不正につながる恐れもあり危険です。
会計帳簿がおろそかになっていると、マンション運営にかかわるお金の流れが不明瞭になってしまいます。また、こまめに帳簿をつけていたとしても、紛失してしまったのでは意味がありません。適切な帳簿記入、保管が行われているか確認しましょう。
理事会・集会の議事録(案)の作成補助や開催日時の報告など、理事会・集会が円滑に行われる仕組み作りを行っているかを確認します。
長期修繕計画は、作成して終了ではなく、定期的に見直すことも大切です。マンション管理を請け負う管理会社には、建物・設備の劣化状況を判断し、それに合わせて見直し案を作成できる能力が求められます。
また、修繕計画以外の案(例:収支予算案)についても、適切な時期に速やかに提出されているかを確認しておきましょう。
点検したとしても報告がなければ、住民はどのような点検が行われたか、また今後どのようなところに気をつけたらよいのか分かりません。どの設備でどのような点検が行われたかを報告書として提出し、住民に対してアドバイスをしているかどうかを確認しましょう。
マンションの事故はいつ起こるか分かりません。また、緊急時の連絡体制が整っていないと、小さな事故が大きな事故に発展することも考えられます。望ましいのは、24時間・365日連絡できる体制。お住まいのマンションの管理会社について、どのような体制がとられているかを確認しておきましょう。
ここにあるチェックポイントを見て、「自分のところのマンション管理会社は報告をしっかりしていない」と思う方もいるかもしれません。そのことについて、管理会社に質問することは大切ですが、質問をする前に契約書に一度目を通しておきましょう。契約上、報告が半期に一度になっている場合や、そもそもそのような契約がなされていない、といった可能性もあるからです。契約書を把握した上で、疑問点を聞くようにしましょう。