マンションの事務管理・設備管理等の管理組合の業務をサポートしてくれるのが管理会社です。管理会社に業務を委託する際、より良い管理会社を選ぶためにも、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
管理会社を選ぶ際に重要となる、4つのポイントを紹介します。
「マンションの管理の適正化の推進に関する法律(通称:マンション管理適正化法)」により、マンション管理会社はマンション管理業者登録簿に登録を受けなければなりません。もし、業務委託を考えている管理会社が無登録業者だった場合、法令遵守の意識がない会社といえます、万一管理会社が倒産した場合もなんら保証されません。管理委託費が安いとしてもやめておくべきでしょう。
管理会社の変更で、委託管理候補会社の情報収集が必要です。候補管理会社の受託物件に赴き、実際の管理状況をチェックしましょう。また、機会があれば、そこのマンションに住んでいる方に話を聞くのもよい方法です。より詳しく管理会社について知ることができます。管理員の業務年数、管理組合担当者の業務年数(たえず交代しているようであれば、何か問題ありと把握できます)もチェックポイントです。
管理組合の問い合わせに対する、対応の仕方と早さをチェックします。マンションで生活していく上で、エレベーターの故障といったような緊急事態が発生することがあります。そのようなときに、すぐ駆けつけてくれない管理会社では困るもの。業務委託前とはいえ、問い合わせ対応が遅い場合や、不親切な管理会社は不安です。ただし当初の交渉窓口は管理会社の営業部門となり、どこまでがセールストークかを見極める目も必要です。
先ず現行管理会社との契約内容と委託費が適切か、管理会社に改善案を提案してもらえないか等を専門家であるマンション管理士にアドバイスを受けてみて
それでも現行管理会社が対応しなければ、他の選択を考えればよいと考えます。管理組合の要求・要望していることが実態に合わない場合もあるからです。
複数の管理会社(大手の事業主系列、独立系の管理会社、地元の管理会社等の選択基準)から見積書を取り寄せ、専門家のアドバイスをきいた上で決定刷ることも必要です。大手の管理会社では管理組合から見積依頼を受けても、マンション規模により断る例もあります。
管理会社を選定前にしっかりと情報収集をして、安心して業務を任せられる管理会社と契約しましょう。