2013.09.03
平成25年8月30日(金)~9月1日(日)北海道大学で開催された日本建築学会大会学術講演会にて、ウレタン防水の施工に関する研究発表を行いました。この大会は毎年1回開催され、学術講演は7000題超、参加者は約1万人にも及ぶ建築界最大のイベントとなっています。
一昨年に当協会理事の田中享二氏(東京工業大学名誉教授)、鶴田裕氏(東京地裁調停委員)を中心に発足した「均一塗膜施工法研究会」において研究された成果が7編の梗概として発表されました。
今回の講演会では、普段は実際の建築現場で防水職人として汗を流している共同研究者の田中英雄氏、林幸一氏が発表を行いました。
実は過去の講演会では防水職人が発表を行った例がなく、大会史上初の快挙といえます。
当協会では技術者の地位向上を目指し、これまでコンクリート・建築仕上げの基礎知識を学ぶ「匠塾コース」・現場施工に関する品質管理技術を習得する「プライベートライセンスコース」を年1回ペースで開催してまいりました。田中英雄氏、林幸一氏共「匠塾」の受講者であり、プライベートライセンス取得者でもあります。
今後も彼らの後に続く優秀な技術者を多く輩出できるよう建築技術者への支援活動を続け、匠のもう一つの理念「リニューアル工事の品質確保による消費者の支援」に繋がっていくように会員一同努力してまいります。