施工業者を決定するには、見積書を提出してもらい比較評価を行います。各社をしっかりと比較できる正確な見積もりを取るためにも、選考する上での条件や、仕様書・設計図といった修繕に関わる書類は前もって公開しておきましょう。なお、見積もりを取る際によく使われる業者の選定方法には、次の3つがあります。
信用できる業者を1社だけ選んで見積もりを取る方法です。過去に修繕を依頼したことがあるなど、その業者に実績があれば見積もりから工事まで安心して任せられます。一方で、見積もり額の比較ができないというマイナス面もあります。
複数の業者から見積もりを出してもらう方法です。業者を比較評価できるため、通常よりも高い金額で発注してしまう可能性を減らすことができます。業者の数が多くなれば多くなるほど、比較や精査に時間がかかるため、ある程度事前に絞り込んでおく必要があるでしょう。また、見積もり額に信頼性を持たせるためにも、業者への適切な情報公開が必要です。
工事仕様書を公開し、業者に入札してもらう方法です。低価格で発注できる可能性が高まりますが、金額だけで業者が決まってしまうため、技術やアフターフォローが未熟な業者に依頼してしまう場合もあります。前もって、入札条件や仕様書の内容をしっかりと定めておくようにしましょう。