竣工検査とは工事の終了直前に状態を確認するための検査です。「検査は社内検査」→「監理検査」→「組合検査」の順番で行われますが、余裕をもって工程を組まないと検査の時間が取れなくなるので注意しましょう。
竣工検査の際は一般的に管理組合も立ち会います。修繕が問題なく行われたかは、これからの生活に直結する部分となります。目視検査ですべてを確認することは難しいですが、施主となる管理組合側が提示した、工事の内容や品質が満たされているか、しっかり施工会社に説明してもらうようにしてください。明らかにおかしい部分があった場合は、手直しを依頼することも考えます。
工事が終了すると施工会社から竣工図書が渡されます。竣工図書は建物を維持管理していくにあたり重要な書類ですので、保管場所とルールを定めてしっかり管理しましょう。代表的なものとして、以下のような竣工図書があります。