大規模修繕の完了は、マンションの新たな維持管理のスタートともいえます。修繕前に引き続き、住民が長い期間にわたって生活する場となりますので、定期的な維持管理や細かな修繕が必要。大規模修繕を機に、住民同士で積極的に管理に向き合い、安全で住みやすい環境を維持していきましょう。
工事完了後も施工会社による定期検査が義務付けられています。アフターケアについてはアフターメンテナンス計画書にあらかじめしっかり記載しておきましょう。経年チェックの時期、方法、箇所などを明らかにすることで、計画も立てやすくなります。
書類の管理も立派な維持管理業務です。大規模修繕工事の記録は、今後の維持管理や次回の大規模修繕のために必要。管理組合で大切に保管をしておきましょう。
修繕完了後に長期修繕計画を策定し、数年ごとに見直しを行います。この見直しは次回の修繕をより良いものにするためにとても大切。そのため「アフターケアの記録」や「修繕記録」といった各種記録は重要ですので、しっかりとした管理が必要です。