大規模修繕計画を進めるためのポイントについて

実施計画を進めるポイント

大規模修繕工事を実施するにあたり、事前にしっかりとした実施計画を立てることが基本となります。綿密な計画のないまま実行した場合、たくさんの区分所有者がいるマンションではさまざまな不安やトラブルが起こりかねません。

主体性を持って計画を進める

大規模修繕工事の実施計画を決める際は、専門知識を持つコンサルタントや専門家などの手助けが必要です。しかし、あくまでも主体は管理組合や専門委員会であるということを忘れてはいけません。予算に見合った工事内容や範囲、無理のない資金計画など、住民のことを考えて計画を進めることが大切です。

住民へのこまめなアンケートを行う

重要なポイントにさしかかったら、例え面倒でも住民へのアンケート調査を行いましょう。アンケートを行うことで住民からの意見を詳しく知ることができる上に、修繕に対して住民の参加意識も高まり、情報収集もスムーズに行えるようになります。アンケート内容や修繕内容の説明はできるだけわかりやすく、専門知識のない人でもわかるような工夫をしましょう。