良い修繕は、良い生活を作ります。それを実現させるには、しっかりとした修繕計画はもちろん、住民の希望や不満をすくい上げて対処することも大切。故に、住民の声なしでは良い修繕はできません。工事期間は実施から終了まで、マンション住民全体で話し合う機会が多くなる期間です。これを機に、住民同士がコミュニケーションを取り合う環境を作り上げることも大切です。
国土交通政策研究所が公表している「マンションの適正な維持管理に向けたコミュニティー形成に関する研究の報告書」によって、あいさつなど日常的なコミュニケーションが多いほど、管理組合運営上の課題を抱えにくく、かつ課題への対応が行われていることが分かっています。
下記のグラフは、その報告書を参考にしたものです。
※上記2つのアンケートは全国の分譲マンション管理組合3,150件に対して実施し、1,094件の回答を得た結果。
住民のライフスタイルが違うマンションでは、ついコミュニケーションをとることがおろそかになりがち。しかし、快適なマンション生活を送り、適切なマンション運営を行うためにも、工事期間で作り上げた住民同士のコミュニケーションを維持していくことが大切です。