マンションの外壁はコンクリートやモルタルの上に、仕上げ材の塗装(またはタイルで覆う)が施されています。また、窓まわりをはじめ、漏水しやすい箇所には目地防水を施して雨の浸透を防いでいます。
雨漏りはコンクリートのひび割れが原因だと思われがちですが、実際は目地の防水材が劣化し、ひび割れたりはがれたりすることで生じるケースがほとんどです。このひび割れが0.2~0.3mm以上になると雨漏りが発生しやすいといわれています。
ひび割れが起こった場合の修繕方法として、代表的な方法は以下の2種類です。
注入口を穿孔し、内部に樹脂やエポキシ樹脂を直接注入します。損傷部を樹脂(エポキシ樹脂)で充填させることができ、強固に一体化させることが可能です。
ひび割れ箇所が大きい場合に用いられる工法です。ひび割れた箇所をU字(またはV字)にカットし、そこにシーリング材を充填します。U字(またはV字)にカットすることによって、シーリング材の接着面積が大きくなり、補強効果が高まります。