アスファルト防水やシート防水、塗膜防水についてご紹介

これで成功!大規模修繕徹底ガイド

屋根防水の種類

屋根防水の代表的な工法を紹介します。マンションの種類や屋根のタイプ、予算にあわせ、適切な方法を選択しましょう。

在来工法

アスファルト防水

ルーフィングシートを何枚か重ねてアスファルトで接着、防水層を形成する工法です。信頼性や実績も高く、ビルやマンションの屋上に施す防水工事には最適。
近年では、トーチ工法によりアスファルト防水を施す方法が一般的です。トーチ工法とは、改質アスファルトルーフィングシートの裏面をトーチバナーであぶり、改質アスファルトを直接や着付けながら防水シートを貼り付けるという工法です。

シート防水

断熱材を敷き、塩化ビニールや合成樹脂などでできたシートを溶接する工法で、角度がある屋上でも施工可能なのが特徴です。施工箇所によってシートの素材を変えることで、さまざまな部分の防水に対応できます。ビルや住宅などの屋上に施されることが多い工法です。

塗膜防水

ポリマーセメント系やゴム系などの防水剤を塗布(または吹き付け)することによって下地に透過させ、防水層を形成する工法です。液状なので複雑な形状でも簡単に施工でき、防水性や耐久性に優れ紫外線や温度変化にも強いので、ベランダなどによく施される工法です。ただし、表面を定期的に塗り替える必要があります。

外断熱本防水工法

防水層の上に断熱材を敷き込み、押さえコンクリートで防水層を保護する工法です。防水剤の劣化が少ないため、断熱効果が高いのが特長です。また、外部の温度変化を断熱材が遮断するため、熱による建物の伸縮を押さえたり、建物内部における結露を押さえたりする効果もあります。

このページの上部へ