汚水用の配管は排水用鋳鉄管が使用されているため、修繕周期は30年以上と長く使用できます。ただし、その分取り替えコストがかかりますので、部分的な修繕で対処するケースがほとんどです。
トイレの詰まりは、排泄物やトイレットペーパー、誤って落としてしまった携帯電話や財布などが主な詰まりの原因です。同じ水まわりでも流し台や洗面台の詰まりとは原因がまったく違います。
スポイト(ラバーカップ)を使って、詰まりを解消することが可能です。スポイトは水に圧力をかけることができますので、詰まりの原因がほぐれやすくなります。
財布や携帯電話・メガネなど、水に溶けないものが流れてしまった場合は、便器を取り外して詰まりを解消します。専門業者を呼んで処置してもらってください。
トイレットペーパー以外のものを流さない、一度に多くのものを流さないということが一番の予防です。また、トイレタンクにペットボトルなどを入れて水量を節約することが、詰まりの原因となっているケースもあります。トイレタンクは、下水道管まで汚物を流す必要水量をもとに設計されていますので、水流が弱くなることで下水道管まで汚物が届かず、詰まりやすくなってしまいます。
節約の結果、修繕費用がかかってしまうということのないよう、住民にも注意喚起を呼びかけてみるようにしましょう。