「建物の長寿命化は下地づくりから」といっても過言ではないほど下地処理は大切な工程のひとつです。しかし、現状では、下地を仕上げで誤魔化したり、予算の都合で悪くなっている部分だけを補修するなど高い品質とはかけ離れた工事が散見されます。高品質な下地処理工事を行うにはどうすべきかについて勉強会を行いました。
開催概要 |
1. 下地処理工事とは 2. 下地処理工事の目的 3. 工法と使用機械 4. 施工事例 5. 施工上の注意点 6. 高品質な下地処理を行うためには |
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日時 | 平成27年10月14日(水) 午後6時00分~午後7時00分 |
会場 | 練馬区役所 19階会議室 |
高品質な下地処理を行っていくためには、工事の従事者が下地の処理を熟知して、次工程の材料特性や要求品質を理解し、工具や機械の特性を理解しながら下地の状態に応じて最適な機械とアタッチメントの組み合わせを選定する必要があります。加えて、工事に入るまでの綿密な打ち合わせと現場調査を徹底することで、高い仕上がり精度を実現することができます。
下地は見えない部分ですので、「かぶせてしまえば見えないだろう」という工事が散見されますが、後々床が浮いてきてしまうなどのトラブルにつながりますので、手を抜かずに行っていくことが大切だと思います。