建物が高寿命化しても、そこに住む人たちが高齢化し、担い手の不足や空き家の増加によるコミュニティ活動の低下、そしてスラム化を引き起こしてしまっては意味がなくなってしまいます。この閉塞感の打破をするために、新狭山ハイツでは「新生ハイツ35年プラン」を描き、築70年、80年まで住み続けられる強い団地を目指すためのブランディング活動に取り組んできました。これまでの取り組みと成果について勉強会を行いました。
開催概要 |
1)住宅団地型流通促進モデル事業の概要 2)モデル事業への応募の背景 3)ブランディングプロジェクト(SBP)の概要 4)SBPの取り組み内容 5)SBPの取り組みの成果と課題 |
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日時 | 平成28年1月13日(水) 午後6時00分~午後7時00分 |
会場 | 練馬区役所 19階会議室 |
新狭山ハイツのブランディングプロジェクトは、埼玉県の「地域課題解決型協働事業」にも採択され、活動を続けてきました。取り組みは、大きく分けて4つ。「クリエイティブな暮らしのPR」、「素敵な郊外暮らしのPR」、「情報提供・情報発信」、「インスペクション(住宅点検・改修)」に分けて展開しています。具体的には、作業小屋のリノベーションを手がけ、その小屋で親子で参加できるクリスマスリースなどの手作り(DYI)イベントなどを開催しました。また、リノベーションハウスをシェアハウスとして公開、3名の居住所を募ることもできました。その他、ホームページの開設や里カフェなどの開催などにも取り組んできました。若い世代に大きな共感を得ることができたことや、地域や周辺の大学とのつながり、情報発信を通して多くの人にハイツの取り組みが知られるようになりました。今後も、継続的に取り組みを続けてまいります。