今年の3月14日に国土交通省から「マンションの管理の適正化に関する指針」及び「マンション標準管理規約」の改正についての公表がありました。背景としては、居住者の高齢化における管理組合の担い手不足。管理費滞納等による管理不全。暴力団排除の必要性。災害時における意思決定ルールの明確化などの課題に対応するという目的があるようだ。しかし、その内容を正しく理解している方は少ないようです。正しく理解するための勉強会を開催しました。
開催概要 |
・管理規約とは ・H28年3月 標準管理規約改正概要 ・管理組合の業務の改正部分 ・マンションの新たな管理ルールに関する検討会の目的は? ・H24年8月第9回検討会 ・コミュニティ条項への対応 二つのポイント ・管理組合としての対応 講師 荻原 健氏 |
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日時 | 平成28年7月13日 |
会場 | 練馬区役所 20F |
問題は、国を始め多くの関係者が「コミュニティは非常に大事だ」と分かっていながら、標準管理規約から外すことになったことだと思います。コミュニティの価値が高まると、居住価値が高まる。そして資産価値が高まるという流れがある中で、どう居住者が中心になってこの問題に取り組んでいくのかが大切になるでしょう。今回の改正がきっかけで、コミュニティ形成にストップがかからないことを願いたいですね。