重要なライフラインである「水」に関わるため、給水設備のトラブルは重大な問題です。中には、たいしたことはないと思っていた問題でも、致命的な欠陥が隠れている場合があります。しかしそこにつけ込んで金銭をだまし取ろうとする業者がいるという問題も起こっています。怪しいと思った場合は毅然とした態度で断りましょう。
マンション屋上の入水水槽に水を貯めてから各部屋へ給水する仕組みの場合、水槽の汚れが考えられます。水槽は定期的な清掃と消毒が義務づけられているので、管理組合に連絡をして対処してもらいましょう。
原因として挙げられるのは以下の通り
バルブが原因の場合は、バルブを緩めることによって解決します。
給水管内部の詰まりは築20年以上の物件に多く、業者を呼んで対処してもらう必要があります。詰まりを除去するか給水管を交換するかは、業者に診断してもらいましょう。
マンション上層階に住んでいる場合は、給水方式をポンプ加圧式に変更することで解決します。しかし電気代が高くなる、工事の際断水しなければいけなくなるなどの別の問題も出てくるため、マンションの住民や管理側でよく話し合う必要があります。
水道管の点検を装って訪問し、修理が必要だと言って多額の修理費用を請求するケースがあります。その場で金銭を要求してきた場合は、はっきりと断ることが大切です。対策としては、マンションで指定の組合業者を決めておく、少しでも怪しいと思ったら水道局に問い合わせるなどが挙げられます。そのような業者の訪問があった場合には管理組合にも連絡し、マンション内で情報の共有をしましょう。