修繕積立金の値上げや一時金の徴収などで、住人とトラブルが発生したときの解決方法

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修繕費のトラブル

大規模修繕工事では、1世帯あたり数十万円以上の費用を負担することになるため、前もって修繕費を積み立てておく必要があります。管理組合が修繕費として各世帯から月数千円から数万円を徴収するのが一般的ですが、中には修繕積立金の値上げや一時金の徴収などによって、トラブルが発生することも少なくありません。

解決策

修繕積立金は長期修繕計画をもとに、以下の3つの方式から設定されるのが一般的です。契約のときに見落としがあって、もともと値上がりする方式だったという可能性もあるので、重要事項説明書に書いてある修繕積立金について、きちんと確認しておきましょう。

均等積立方式

修繕費の総額を算出し、その金額を修繕予定期間の月数で割ることで月額の徴収料を出す方式。

段階増額方式

.均等積立方式と同様に、修繕費の総額を算出します。初期の月額負担は低く抑え、その後一定期間ごとに段階的な増額を行い、最終的に必要となる総額と一致させる方式。

一時金徴収方式

毎月の月額負担は低く抑え、大規模修繕時に積立金では足りない分の金額を徴収する方式。

ポイント

修繕計画の管理者には、修繕積立金の急な値上げや多額の一時金の徴収などが起こらないよう、適切な修繕積立金の設定を行ってもらう必要がありますが、マンションの購入前に将来必ず必要になる資金について必ず確認しておきましょう。また、万が一積立金の値上げを提示されたときには、なぜ値上げが必要になったのかをきちんと確認し、マンションの住民同士がその理由に納得し、情報共有を行うことも大事です。

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