NPO匠は職人・技術者の地位の向上と適正価格の確保を目的とし、2000年度に性能・機能の向上を図る手段として欠かせない品質管理技術を評価認定する利用価値・使用価値のあるプライベートライセンス制度を確立しました。
NPO匠のプライベートライセンスは、主として大規模修繕工事で活躍する建築仕上げ技術者を対象とし普及活動を展開しています。
プライベートライセンス制度の実施よって、高いスキルをもった技術者かどうかを見分けることができるようになりました。NPO匠が目指す長期修繕サイクルを実現には、適切な材料・正しい施工法・高い施工技術が必要です。そのためにも、このライセンス認定を受けた優秀な技術者の存在はとても重要な意味を持っています。
要求される品質の茶碗を作るには、1人の腕の良い職人でことは足りますが、大きなマンションの修繕工事では職種ごとに多くの腕の良い職人がチームを組み作業を進めます。当然のことですが、1人は小さく、複数人では大きくなる品質のバラツキは要求品質の完成度に影響します。また、品質のバラツキは、職人、チーム、施工管理者、請負会社の個々の質・組合せ等により大きく異なります。そこで、協会では技術者を個人→チーム→会社で評価する3等級としました。
3級・・個 人 (施工管理者、職人) 一工程品質管理能力評価
2級・・チーム (施工管理者+複数職人) 施工品質管理能力評価
1級・・施工会社(代表者+チーム) 保証品質管理能力評価
※更新2年、但し4年ごとの更新試験
受験した職人さんの声をご紹介します。