建替えについての勉強会について

これで円滑!マンション建替えガイド

有志による勉強会の発足

マンション住民(区分所有者)から建替えの声が出てから、その意見に賛同する有志が集まり自主的な勉強会が開始されます。その際、できれば理事会が支援し、広く参加者を募るようにしましょう。

勉強会の目的を確認する

建替えにまつわる勉強会は、「区分所有者の有志が建替えについての基礎的検討を行い、その検討結果を踏まえて管理組合として正式に建替えについての検討を行うべき」ことを提起することが目的です。

多くのマンション住民に建替えの必要性についての理解を得てもらうため、「生活上の不便さを開放するため」「マンションの資産価値向上のため」といった建替え検討理由の説明や、マンションの状況、建替えのノウハウなどの説明・紹介を行います。

参加者を募る

勉強会が発足していることとその目的を広く伝え、より多くのマンション住民に興味を持ってもらい参加を得ることが大切です。より多くの参加者を募るためには参加者を待つという受け身の姿勢ではなく、管理組合の広報や掲示板、回覧板で勉強会の情報を発信することが必要になります。

勉強会の参加人数は5~10人が一般的ですが、大きな団地の建替えなどでは30人以上が集まる場合もあります。
通常は建替えに興味がある者が中心となる自主的な会議が基本ですが、理事会が団地の各棟に呼びかけて参加を求めるケースもあるようです。

理事会も勉強会に積極的に関わる

理事会が建替え検討の発言を無視したり、建替え活動をやめさせたりすることはあまり好ましいことではありません。
建替えの発意は、マンション住民がマンション生活をどう向上させていくかをしっかり考えているということでもあります。
まずは建替えの発意を受け入れ、勉強会に参加したり建替え活動の情報提供を行ったりなどの協力をしましょう。
勉強を行うことの賛否についてマンション住民に活動が周知され、了解を得られたという事例もあります。

また、できるだけ早くマンション住民が建替えについてどう考えているかという意見を吸い上げて、理事会手動で勉強会を行うなどの行動も望まれます。また、区分所有者の団体である管理組合と、居住者の団体である自治会の共催で勉強会や懇談会が行われるというケースもあるようです。

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