建替え決議に向けた3つの段階について「合意形成の段階-3つの段階」で記載しましたが、ここでは合意形成に至るまでの4つの手順を紹介していきます。
建替えを検討するための組織を設置します。準備段階では建替えを行うことを提案した人やその意見に賛同する人が中心となった有志の集団により、勉強会を行ったり、基礎的な検討をしたりします。
必要な情報を収集したり、公平な判断を行ったりするために専門家を選定します。建替えを検討する際には多くの専門知識が必要なため、その時々の問題解決に適した専門家を選定することが必要です。
マンション住民(区分所有者)が建替え計画についてどう考えているか意見や要望を把握し、その意見を交換したり調整したりしながら検討を行います。
準備段階の場合は「管理組合として建替えを検討することへの合意」、検討段階の場合は「建替えを計画することへの合意」、計画段階の場合は「建替え計画を前提とした建替えの合意」を確認し、検討段階、計画段階、建替え決議へと進みます。