事業協力者の候補がいくつか挙がったら、もっとも条件に合っていて信用がおけると思われる事業協力者を選定します。
選定の方法には、「随意方式」と「プロポーザル等による競争方式」という2つの方法があります。
随意方式は、競争の方法によらず候補者の中から選択して、随意に契約を結ぶ方法です。プロポーザル等による競争方式に比べると短時間に選定を行うことができます。選定の際には事業協力者と建替え計画組織の間に癒着を疑われないよう、選定理由をはっきりさせたり情報を公開したりすることが必要です。
プロポーザル等による競争方式は、候補者の競争による選定の方法です。
数社の候補者に建替えの条件や計画検討などを提示し、事業計画や保留床の販売予定価格などの内容を競います。
候補者の取り組み姿勢や事業計画案などから判断して選定ができ、マンション住民に選定理由を説明する際も根拠がある分楽に行うことができます。
ただし、事前に選定条件や評価基準を決めておく必要があり、手続きも多く手間や時間がかかります。